硝酸塩を減らす方法①
こんにちは、ハイジです。
今回は硝酸塩を減らす1つ目の方法をお話ししたいと思います。
水槽にどんどん溜まってしまう硝酸塩はどうやって減らしたらいいのでしょうか?
まず、最も即効性があるのは『水換え』です。
水槽内に硝酸塩が溜まって困るなら、その水を捨て、新しい水を入れてやるという単純な図式です。
アクアリウムを健康な状態に保つのに水換えは避けては通れないことです。きちんと頻度・方法を守ってキレイな水で生体を飼育しましょう。
一般的に水換えは『週に一度程度、水槽内の水を半分交換する』ことがいいとされています。飼育している生体の数や水槽のサイズによっても異なりますので、一番良いタイミングをつかめるようにしましょう。
水換えは面倒だなあ…と感じることも多いですが、最近は便利な水換えグッズも色々出ているので工夫して快適に水換えを行いましょう。
以上、ハイジでした。
硝酸塩が生体に及ぼす影響②
こんにちは、ハイジです。
今回は硝酸塩が生体に及ぼす影響の残り2つについてお話ししたいと思います。
まず、ストレスがかかる状態で飼育された生体は、寿命が短くなります。
硝酸濃度が高くなるとpHは低くなります(酸性度が上昇します)。生体はそれぞれ好みのpH がありますが、一般的な熱帯魚は弱酸性が好きです。ですが硝酸塩が蓄積するとどんどん水が酸性に傾くため、体に大きな負担となり寿命が短くなると考えられています。
そして最後にコケが生えやすくなります。水槽の厄介者であるコケは、硝酸塩の濃度が高まると生えやすくなります。一般的に硝酸塩濃度が25mg/Lを超えるとコケが発生しやすくなると言われているので注意が必要です。コケは生え始めるとその除去には大きな労力が必要なので、生やさないように管理することが大切です。
これらが硝酸塩が生体に及ぼす影響となります。恐ろしい影響力ですよね。
しかし硝酸塩の対策もありますのでご安心を。次の記事に書きます。
以上、ハイジでした。
硝酸塩が生体に及ぼす影響
こんにちは、ハイジです。
アンモニアに比べれば毒性の低い硝酸塩は、生体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
今回は4つほどある影響のうち2つお話ししたいと思います。
まず、金魚やグッピーなど、鰭の大きな魚によく見られる症状ですが、ヒレに針でつついたほどの小さな穴、『ピンホール』ができることがあります。
ピンホールができる原因ははっきりしていませんが、水質が悪化するとできやすいと言われています。
そのまま放っておくと、どんどん穴が大きくなってしまうこともあるので対策が必要です。
そしてもう1つが病気になりやすくなってしまうのです。
硝酸塩は生体にとっては微弱ながら『毒』です。その毒が蓄積した水槽内で飼育されていると、生体にストレスがかかっていきます。その結果、病気にになりやすくなります。
人間も疲れが溜まったり、ストレスがうまく解消できないと風邪をひきやすかったりします。それと同じです。元気があれば『免疫』が病気の原因を跳ね返してくれるのですが、元気がなくなると免疫力が低下し、病原菌・ウィルスに感染しやすくなってしまうのです。
あと2つほどありますが、次の記事でお話しします。
以上、ハイジでした。
硝酸塩ってなに???
おはようございます、ハイジです。
今回は硝酸塩ついてお話ししたいと思います。
まず硝酸塩とはなんなのでしょうか??
水槽内に蓄積していく成分で、硝酸塩は『硝酸イオンと金属イオンから成る化学物質』の総称なのです。
硝酸塩は水の中ではイオンの形で溶け込んでいるのです。
水槽中で生育する生物たちはエサを食べて排泄しています。その排泄物は主にアンモニアという成分です。アンモニアは生物にとって、『猛毒』です。ですから体内にたまらないようにどんどん体外に排泄します。
自然界であれば広大な海や川に生息しているため、排泄されたアンモニアはあっという間に薄められるので、生物に害を及ぼすことはほぼありません。
ですが水槽内は限られた量の水しか入っていないので、猛毒のアンモニアがどんどん増えれば、生体は死に至る危険性があります。
ところが自然界というのはよくできたもので、そのアンモニアをエサにして生きている生物がいるのです。アンモニアをエサにしているのは『バクテリア』たちです。
アンモニアはバクテリアたちに分解され、亜硝酸になり、さらに硝酸へと変化していきます。最終物産である硝酸は、アンモニアに比べれば毒性はかなり低い成分ですが、毒性が全くないわけではありません。水槽内の生体には少なからず影響を与えます。
では、硝酸塩が生体にどのような影響を及ぼすのか、次の記事で話したいと思います。
以上、ハイジでした。
水を交換するワケ
こんばんは、ハイジです。
今回は、水を交換するワケについてお話ししたいと思います。
微生物によって充分に『生物ろ過』が行われた水槽は、エサ食いもよく理想的な状態です。しかし、硝酸塩が増えすぎて一定ラインを超えると一気に魚が全滅することがあります。この硝酸塩を取り除くには、月に一度水槽の1/3〜1/2くらいの水換えを行うようにしましょう。
エサを与えます。食べたエサの1/3だけが体の一部に、残りはすべてフンになります。そのフンやゴミを微生物が分解します。分解の最後に目には見えない硝酸塩が溜まります。
硝酸塩について次の記事から書いていきます。
以上、ハイジでした。
理想の水づくり②
こんばんは、ハイジです。
今回は魚にとって大切なものをお話ししたいと思います。
それはズバリ『砂利』なんですね。
水槽内の砂利にも、フンなどをエサに微生物が住みつきます。それは、魚にとってなくてはならない栄養素を含んでいる微生物たちです。金魚などは人工のエサを食べた後、いっせいに口さきから頭まで砂利に突っ込んで微生物を探しています。ちょうど私たちがごはん以外にも畑で作られた野菜などを食べるように、魚たちも人工のエサ以外の栄養素を必要とします。魚を上手に飼育するために、こうした微生物たちがいることを忘れないようにしましょう。
栄養たっぷりの生エサを育てて、魚たちの健康を守りましょう。
以上、ハイジでした。
ろ過器の理想的な使い方
こんばんは、ハイジです。
今回は、ろ過器の理想的な使い方についてお話ししたいと思います。
まず、魚に与えるエサの量によって掃除・水換えをする時期を選びましょう。ろ過器のろ材に付着したゴミなどが、微生物によって分解され続けている状態が理想的です。ろ材は、状態に応じて定期的に掃除するようにしましょう。ろ過器を上手に使うには、使用するろ過器の能力を知ることが大切です。また、魚を大きく育てたいときや、魚の数が多い時は掃除・水換えの回数を増やしてください。
ろ過器の能力を知り、合った使い方を心がけてください。そうすると水換えの頻度が劇的に減りますよ。
以上、ハイジでした。